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【2月27日付メトロニューヨーク】 昨年12月、マンハッタン区で起きた自爆テロ未遂を受け、米運輸保安庁(TSA)は2月27日、同区のペンステーションで新しい爆弾探知装置の試運用を始めた。ニューヨーク市内でこうした探知機を運用するのは初めて。ニューヨーク州のチャック・シューマー上院議員(民主)が同日、発表した。
探知機は爆弾などの不審物を離れたところから探知できるスタンドオフ型。モデルは2つあり、1つは人体から放射される熱を探知し、体の熱を阻害する不審物を見つける。もう1つは特定の被写体に焦点を合わせ、服の下に隠されたイメージや爆弾に含まれる化学物質を認識する。TSAはこれまで、スーパーボウルなどの大型イベントやカリフォルニア州ロサンゼルス市の地下鉄駅などで同様の試運用を行ってきた。
昨年12月のテロ未遂事件ではタイムズスクエア駅地下通路で男が体に巻いた手製パイプ爆弾を暴発させ、男を含む4人が軽傷を負った。同議員は2月27日の記者会見で「われわれの生命を脅かす技術が進歩するのにつれ、準備や対応も進歩させる必要がある」と指摘。「隠れた爆弾を探知する新技術のテストを重ね、早期に完成させることを連邦政府に求める」と話した。

チャック・シューマー議員の公式ツイッターより
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