【3日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ニューヨーク市内で「エリート高校」とされるスペシャライズド高校入学者における地域間格差が広がっている。
市教育局が発表した昨年度のデータによると、ブロンクス区の第9学区に住む3万2550人の受験生のうち、8校あるスペシャライズド高校に合格したのは17人だった。スペシャライズド高校合格者全体のわずか0.05%に当たり、市内全32学区のうちで最も低い数字となった。同学区の他にも、合格者が少なかった地域は低所得者が多く住む同区とブルックリン区中央部に集中し、本来平等であるはずの教育格差が浮き彫りとなった。人種格差も依然として残っており、ヒスパニックやアフリカ系の合格者は全体の10%にとどまっている。一方、マンハッタン区のアッパーウエストサイドからは287人の合格者が出ていた。
NYCペアレンツユニオンの代表、モーナ・デイビスさんは「スペシャライズド高校は試験のみで合否を判定するが、塾などに通う中学生がいる反面、そのような機会に恵まれていない低所得家庭の子どもたちは十分な受験準備ができない」と話した。