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104年の歴史を持つ全米最古の老舗百貨店、ロード・アンド・テイラーのマンハッタン区5番街にある旗艦店が、2019年までに閉店することが分かった。カナダに本社を置く親会社、ハドソンズ・ベイ・カンパニー(HBC)が5日発表した。19年までに、全米49店舗のうち同店舗を含む9店舗を閉鎖する計画だという。各メディアが伝えた。
HBCは昨年10月、同店舗の一部を8億5000万ドル(約934億円)で共有オフィススペースをレンタルするベンチャー企業、ウィーワーク(WeWork)に売却することに合意していた。同店舗での営業は当初、続行する予定だった。
HBCは同日、「店舗数を最適化することにより、コストの削減および総合的な業績の改善を見込んでいる。今後はオンライン事業に力を入れる」との声明文を発表した。新たにCEOに就任したヘレナ・ファウルケスさんの事業の立て直し計画の一環。雇用を削減し、債務削減のため発行済み株式を未公開株式投資会社へ売却することなども検討しているという。
HBCは先月、米小売最大手ウォルマートとの提携を発表。今月4日にはニューヨーク発の会員制セールサイト、ギルトをオンライン販売専門の運営会社、ルー・ラ・ラに売却することに合意している。
HBC傘下では、高級百貨店サックス・フィフス・アベニューが今年の第1四半期に売上高を6%伸ばしている。

5番街のロード・アンド・テイラー(photo: Shinya Suzuki)
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