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疲労困憊し膝をつくニューヨーク市消防局(FDNY)隊員。17年前のあの日がマンハッタン区3番街49丁目のビルの壁画となってよみがえった。ニューヨーク市を拠点に活動する写真家、マシュー・マクダーモットさんが9.11同時多発テロの直後に撮影、大きな反響を呼んだ写真をもとにブラジル出身の画家、エドアルド・コブラさんが制作。被写体のマイク・バラントーニさんは後年、「背中が死にそうに痛かった。隊員みな同じ状況だった」と話していたという。

コブラさん=写真=によるとヘルメットにはテロで命を落としたFDNY隊員の数「343」を書き入れた。白でツインタワーを示し、星条旗も表現したという。この日訪れたコブラさんは「あの日の消防隊員を思い出してほしい。命、再出発、復興というメッセージを伝えたい」と話した=11日午後撮影 (photo: Yuriko Anzai / 本紙)
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