【10月30日付ニューヨークタイムズ】マンハッタン区の地下鉄タイムズスクエア駅とポート・オーソリティー(PA)バス・ターミナルをつなぐ地下通路で昨年12月に起きた自爆テロ事件で、過激派組織「イスラム国」を支援したなどの罪で起訴されたアカエド・ウラー被告(28)の陪審裁判が10月30日、同区連邦地方裁判所で始まった。
弁護側は冒頭陳述で、ウラー被告は爆弾により自殺を図ろうとしたと主張。事件はイスラム国とは何の関係もなく、同被告は他人を傷つけるつもりはなかったと訴えた。
ウラー被告はバングラデシュ出身。起訴状によると同被告は昨年12月11日朝、体に巻き付けた爆弾を爆発させ、3人にけがを負わせたとされる。自身も重傷を負った。検察側によるとPA警察により身柄を拘束された同被告は、米国政府の中東政策に抗議し、「イスラム国のためにやった」と供述していた。
検察側はウラー被告が過激で暴力的な思想に傾倒していただけでなく、イスラム国などのテロ組織による米国人攻撃について調べていた証拠があると指摘。「同被告が月曜の朝の通勤時間帯を選んだ最大の理由は、できるだけ多くの人を巻き込むためだった」と主張した。
事件でけがを負った被害者も証言台に立った。デビッド・ウォールさん(65)は左足に爆弾の破片が残り、重度の難聴を発症。今でも地下鉄に乗るのが怖いという。
PA自爆テロ、弁護側「自殺しようとした」 「イスラム国のため」供述から一転
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