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ニューヨーク州やニュージャージー州を拠点に活動し、少年少女に性的虐待を加えた疑いのあるボーイスカウトの指導者ら約180人のリストが23日、公開された。法律事務所、ジェフ・アンダーソン&アソシエーツの弁護士らが同日、会見で発表した。1940年代以降、性的虐待に関与したとされるボーイスカウトの指導者は全米で7000人を超えるという。
ボーイスカウト米国連盟(BSA)は2012年、「性倒錯ファイル」と呼ばれる、全米の指導者らの性的虐待を記録した資料を公開しており、今回はこの資料で疑いが指摘された指導者の実名を公開したもの。ニューヨーク州の130人以上、ニュージャージー州の約50人の指導者の名前と活動拠点とした団が列挙されている。弁護士らはBSAに対し、同ファイルに載った指導者の身元公開を要求。BSAは、今回公開されたリストに載った全員を既に除名しているという。
ニューヨーク州では今年初め、子どものころに受けた性的虐待について提訴できる期間を大幅に延長する法律が成立。弁護士らは8月に同法が施行されるのを前に、被害者に声を上げてもらおうと公開に踏み切ったという。
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