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「モリモト」「ブッダカン」「ル・ククー」などマンハッタン区でレストランを次々に成功させたレストラン仕掛け人、スティーブン・スターさんがフラットアイアン地区で新しい店をオープンする。
25日付ウォール・ストリート・ジャーナルによると、新しい店は19世紀建造の6階建てビルに今年9月に開業する写真センター「フォトグラフィスカ」の中にできる。店名はまだ決まっていないが、コンセプトは、パリやウィーンなど欧州の主要都市に見られるアップスケールな「グランドカフェ」。英国生まれのシェフ、ロバート・エーケンズさんによるフランス料理やハンガリー料理を提供する。
スターさんは、ペンシルベニア州フィラデルフィア市生まれ。同地とニューヨーク市を中心に活動し、2017年には、「レストラン界のアカデミー賞」と呼ばれるジェームズ・ビアード財団賞を受賞している。同紙の取材に「素晴らしいスペースに目がない」と語っているように、築100年以上のビルに設置された大きな窓や「手の込んだ」木造の内装から新しい店のアイデアを得たという。
同紙によるとスターさんは、ミートパッキング地区に1999年にオープンし、2014年に閉店したレストラン「パスティス」を、同店創業者のキース・マクナリーさんと協力して、同地区内の別の場所に再び開店する予定だという。

スターさんが新しい店を出すパーク街281番地のビル。写真はフォトグラフィスカの公式ホームページより
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