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多くの女性から性暴力などで告発され、刑事訴追もされているハリウッドの元映画プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン被告(67)が、被害を訴えた女性や債権者らに和解金4400万ドル(約48億1200万円)を支払うことで23日、暫定合意に至った。ウォール・ストリート・ジャーナルが関係者の話として報じた。
同紙によると交渉を行った弁護士が23日、デラウェア州の連邦破産裁の判事に伝えた。被害を訴える女性の他、ワインスタインカンパニーの元従業員やスタジオの債権者らが、被告を相手取り民事訴訟を起こしていた。3000万ドルは和解金として、1400万ドルは訴訟費用に充てられる。一方、被告は女性2人に対する性的暴行の罪で起訴されており、この合意で被告が刑事訴追を免れることはない。
ワインスタイン被告の性的暴行疑惑は2017年10月に報じられ、数々の著名女優が実名で被害を告白。昨年の「#MeToo(私も)」運動の火付け役となった。被告は80人以上から性的暴行やセクハラを告発され、失脚した。
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