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マンハッタン区の連邦地検は8日、実業家で富豪のジェフリー・エプスタイン被告(66)を性的搾取目的の未成年人身取引などの罪で起訴した。被告は無罪を主張している。親交のあったトランプ大統領は以前、被告について「私と同じ美人好き」と話していた。ニューヨークタイムズなどが報じた。
ニューヨーク州南部地区連邦地裁が公開した起訴状によると、エプスタイン被告は2002年から05年、ニューヨークおよびフロリダ州の自宅に数十人の未成年の少女を集め、性行為の見返りに数百ドルの現金を与えたとされる。一部の少女には別の少女を紹介するよう指示。被害者の中には14歳の少女もいたという。
エプスタイン被告のニューヨークの自宅があるのは、マンハッタン区セントラルパークから至近にある71丁目9番地。被告が逮捕された6日、家宅捜索で未成年の少女のわいせつな写真を収めたCDが押収された。
同被告は10年以上前にも、同様の罪でフロリダ州の連邦地検に起訴されていた。しかし当時、同州の連邦検事を務めていた現労働長官、アレキサンダー・アコスタ氏との司法取引により、08年に禁錮1年1月という異例の軽い刑を言い渡されていた。
アコスタ氏は17年、トランプ大統領に指名され労働長官に就任した。トランプ氏は02年の雑誌インタビューでエプスタイン被告について「素晴らしい男。一緒にいてとても楽しい」と称賛。「美人好きだ。(彼好みの)多くは若いがな」と述べていた。
同被告はクリントン元大統領や英国のアンドルー王子、映画監督のウッディ・アレンとも親交があった。
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