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マンハッタン区の南端、バッテリーパーク周辺で、自由の女神の周辺をフェリーで回るツアーのチケットの違法販売が問題となっている。ウォール・ストリート・ジャーナルが6日、報じた。
自由の女神が立つリバティ島や隣のエリス島への上陸が認められているのは、国立公園局が公式に認定したスタチュークルーズが運行するフェリーのみ。18ドル50セントには2島への上陸も含まれる。
しかし、同紙によると2島への上陸はなく自由の女神周辺を回るだけで35ドルから45ドルするフェリーツアーのチケットを売る他社の販売員が、バッテリーパーク周辺や地下鉄駅で悪質な客引きをしているという。
ニューヨーク市警察(NYPD)によると、同パーク内でチケットを直接に販売するのは違法。市公園局は今年1月から5月までに、同パーク内やフェリーターミナル周辺でチケットの違法販売をしていた人物などに対し、合計96通の民事召喚状を発行。昨年1年間で発行された召喚状は1通だけだった。
NYPDはまた、今年1月から5月までにチケットの違法販売で6人を逮捕、刑事召喚状を6通、民事召喚状を11通発行した。
これら業者は、ハリケーン「サンディ」の被害を受けたリバティ島が修復のために閉鎖した6年前に現れ始めた。スタチュークルーズの2018年の利用者数は、16年に比べて15万人減少したという。

スタチュークルーズ船上で記念撮影する観光客ら(photo: 本紙)
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