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ニューヨーク市内の幼稚園生から8年生までが読むことを推奨される学校図書の80%が白人の作家によって書かれたものであることが、保護者と教師で構成される非営利団体「ニューヨーク市コアリーション・フォー・エデュケーション・ジャスティス(CEJNYC、教育の正義のための連合)」の報告書から分かった。ニューヨーク・デイリー・ニュースが4日、報じた。
同団体は公立学校の指導要領や学校図書1200冊以上を調査。市内の公立学校で白人生徒が占める割合が15%であるのに対し、学校図書の著者の約50%が白人男性だった。一方で、ヒスパニック系の生徒が40%を占めているにもかかわらず、ヒスパニック系の著者は1%に過ぎなかった。
市教育局(DOE)は今回の調査結果を受け、推奨図書リストの審査を実施。保護者や多人種の作家から意見を聞き、来年1月から刷新すると約束した。また、新たに多人種の教師60人を雇用し、カリキュラムの改善に乗り出したという。
同紙によると、市の公立学校が使用する指導要領の多くは民間企業が作成、市がそのいくつかを購入し、各学校に配布する。しかし、どれを使用するかは各学校の校長に一任されているという。

学校図書の多様化を求めるCEJNYCの代表、ナターシャ・ケイパーズさん。CEJNYCの公式ツイッター
(@CEJNYC)より
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