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米国で、中古品や手作りの品、旅行などをギフトとして贈る人が増えている。ニューヨークタイムズが15日、報じた。
全米小売連盟(NRF)によると、今年の感謝祭の週末は、昨年比14%増の約1億9000万人がオンラインまたは店舗で買い物をした。そのうち、リサイクルショップでの買い物は7%だったが、中古品や手作り品、あるいは料理教室や旅行などの「体験」を贈る人が、2016年から増加しているという。
マンハッタン区で4店舗を展開する中古の高級ブランド委託販売店アイナによると、ここ4年の11月と12月の売り上げは堅調。中古品をホリデーギフトとして使う人は確実に増えているという。
市場調査会社ミンテルが2018年、1700人の買い物客を対象に実施したオンライン調査では、「形がある贈り物よりも、体験型の方がうれしい」と答えた人は全体の5分の1だったが、19年には、半数に増加。別の調査によると、回答した買い物客の約半数が、中古の衣類を贈ることを考えているといい、「もらってうれしい」と答えていた。
同紙は、これらの傾向は倹約を理由に始まったものの、包装用のビニール袋や繊維工場が排出する煙、包装紙のために木が伐採されることなど環境を苦慮する人、また、心に残る思い出が作れる体験型に価値を見い出す人が増えたためと分析している。
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