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性的暴行の容疑で起訴され、マンハッタン区のニューヨーク州高位裁判所で行われているハリウッドの元プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン被告の裁判で18日、男性7人、女性5人で成る陪審員団による審議が始まった。ウォール・ストリート・ジャーナルは同日、陪審員団が裁判官に提出したメモから刑事司法の専門家が読み解いた見解を報じた。
審議開始の30分後に提出されたメモには、ワインスタイン被告に対する起訴内容の詳細と、同被告を有罪にできる犯罪の組み合わせを明確にするよう書かれていた。同被告は、元女優のジェシカ・マンさんに2013年、性行為を強要したとされる。また、元プロダクションアシスタントのミリアム・ヘイリーさんに06年、オーラルセックスを強要した疑いがもたれている。
陪審員団は、裁判で証言台に立った女優のアナベラ・シオラさんへの性的暴行事件で、同被告が起訴されなかった理由について質問した。専門家らはメモから「陪審員がヘイリーさんやマンさんの証言よりシオラさんの証言の方が信憑性が高い」と感じ、「ワインスタイン被告が有罪か否かより、どの罪で有罪にできるかを検討しているのではないか」と推測した。陪審員団は、ワインスタイン被告のアパートの見取り図や、同被告の性的暴行を告発した17年のニューヨークタイムズやニューヨーカーの記事の出所を探るために、同被告が雇った探偵と同被告との間で交わされたメールの提出を求めるメモも提出したという。
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