コロナワクチンを知ろう(前編) 有効性はどれだけ持続する?

Brigadier General Caroline M. Miller , Commander 502 Air Base Wing receives the first of two COVID 19 vaccine shots, Brooke Army Medical Center, Joint Base San Antonio, Fort Sam Houston, Texas, 29 Jan 2021.
コロナワクチンを知ろう(前編)
有効性はどれだけ持続する?

コロナワクチン接種が進む中、有効性がどれだけ持続するかに関心が集まっている。12日、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
答えは「完全に理解できていない」。ただ、ファイザーは、少なくとも6カ月間効果があるとするデータを発表。モデルナ製は6カ月後でも、強い有効性を発揮したという研究が専門誌に発表されている。それ以降のことは、6カ月後にならないとわからない。
ファイザーおよびモデルナのワクチンはブースター(追加免疫)を接種するため、抗体やウイルスに感染した細胞を破壊するT細胞が多くなる。その分、効果が持続すると考えられている。ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは接種後、2週間〜70日間、抗体が増加する。しかし、有効性が多少低いため、日を経ると、他のワクチンと同等のレベルになると考えられている。
ある程度の有効性が数年または数十年、持続する可能性はある。コロナに近い重症急性呼吸器症候群(SARS)に関しては、T細胞による免疫が17年間持続したという研究がある。ファイザーのワクチンは接種後7週間経っても抗体を再生できるメモリーB細胞が形成される。1918年のインフルエンザ患者が90年後に同様のウイルスに対し、メモリーB細胞で免疫力を持ったという報告もある。
(4/15号後編につづく)
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