NYPDが予備警察官補を増員 地下鉄で犯罪取り締まり強化

 

 

NYPDが予備警察官補を増員

地下鉄で犯罪取り締まり強化

 

NYPD Auxiliary(予備警察官)の公式ツイッター(@NYPDauxiliary)より

 

 ニューヨーク市警察(NYPD)のシェイ本部長は7日のテレビのトーク番組中で、ボランティで構成する武器を持たない予備警察官を増員し、地下鉄での犯罪取り締まりを強化すると語った。7日付、ニューヨークポストが報じた。

  シェイ氏は、この予備警察官を利用者の多い駅20カ所に派遣し「ニューヨーカーに安心してもらいたい」と話した。予備警察官は昨年夏、コロナ下で一時的に活動を中止していたが、アトランティック・ターミナルなどで犯罪防止のパンフレットやマスクを配布している様子がツイッターに投稿されている。 NYPDは増員数を明らかにしていない。広報担当官は「警官とともに地下鉄システムにおいて安全確保を実現する」と説明している。

 シェイ氏の発言は、市と州政府の軋轢を浮き彫りにしている。クオモ知事は先週初め、デブラシオ市長が地下鉄をホームレスのシェルター代わりに使っていると批判。市内の地下鉄を運営するニューヨーク州都市交通局(MTA)のサラ・フェインバーグ暫定局長も声明文で「もっと多くの市民に公共交通機関を使ってもらうためには、利用者が安全だと感じることが必要だ」とし、「地下鉄で警官を増やし、精神障害者対策を強化するよう、市に働きかけていく」と続けた。


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