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アフガンから逃れた家族と再会
「神様のおかげで一緒になれた」

米国市民でニューヨーカーのモハマド・ワリさんは先週、アフガニスタンから米国に逃れてきた家族と再会を果たした。首都カブール陥落のニュースに触れ「(家族が)どうやって脱出するのか、わからなかった」と振り返るワリさん。ニューヨーク・タイムズが8日、報じた。
3日の首都ワシントン・ダレス国際空港。大きな花束と歓迎の風船を手にしたワリさんは「正直、信じられなかった。神様のおかげで一緒になれたのだろうか」として、妻と3人のこどもを抱きしめながら涙を流した。妻と子どもたちが米国に足を踏み入れるのは初めてという。
ワリさんは1992年に米国に移住。ミッドタウンのアフガンレストランに就職した後、2002年に店舗を引き継いだ。この夏、アフガニスタンの家族のもとを訪れ、共に過ごした後、8月6日にカブールから飛行機に乗り、ニューヨークへ戻った。その数日後、イスラム主義組織タリバンがカブールを占領し、アフガン政府は崩壊。ワリさんは毎晩、恐怖を感じながらニュースを見ていた。
家族は、出国のためカブールの空港に向かおうとしたが何度か失敗した。「家族と二度と会えない」と思っていたワリさんは客に紹介された関係者の尽力を得て、家族を空港のゲートを通過させるのに成功。家族は8月23日、カタールに移動した後、今月1日にドイツ行きの飛行機に乗り込んだ。
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