マンハッタンの大渋滞、原因はアマゾン 道路を大々的に占拠、二重、三重駐車

 

 

マンハッタンの大渋滞、原因はアマゾン

道路を大々的に占拠、二重、三重駐車

 

写真はイメージ

 

 マンハッタン区の道路が大々的に占拠され、慢性的な交通混乱が起きている。その原因はアマゾンのドライバーとトラックだ。道にトラックを停車させたドライバーが、歩道などに荷物を降ろす間、他のトラックが二重、三重駐車をし、車の通行が困難になる状態が随所で見られている。

 ニューヨークポスト(13日付)によると、マンハッタン区のアッパー・ウエストサイドや、アッパー・イーストサイドでは、アマゾンの配送による慢性的な交通渋滞が発生。ニューヨーク市議会は昨年11月、大渋滞を抑制するため、こうした地域に宅配用トラック専用の駐車場を設置する法案を可決したものの、効果は限定的にとどまっている。

 市の当局者は「市警(NYPD)はアマゾンの配達車両が二重駐車したり、駐車規則に違反したりすることを認めていない」と強調。「車両違反が確認された場合は、召喚状が発行される」と指摘する。これに対し、あるアマゾンのドライバーは「NYPDから、二重駐車してもいいと言われた」としており、主張は対立している。

 「まるでモグラたたきのようだ」。マンハッタン区議会議員のゲイル・ブリュワー氏は、住民から苦情を受けた後、トラックを別の場所へ移動させる状況を、こう表現した。ブリュワー氏が例に挙げた地点では、今年に入って約20件の苦情が寄せられたという。

 


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