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マルコムX殺害、冤罪男性2人と和解
NY市、2600万ドル支払いへ

黒人解放の公民権運動指導者、マルコムXが1965年、ニューヨークで演説中に銃で暗殺されたことを巡り、昨年11月に有罪判決が取り消された男性2人(1人は故人)に対し、ニューヨーク市が2600万ドルを支払うことで「和解」が成立した。ニューヨーク・タイムズが10月末、伝えた。
2人はムハンマド・アジズ氏(84)と、09年に74歳で死亡したハリル・イスラム氏。殺人罪起訴され、終身刑を言い渡されたものの一貫して無罪を主張。有罪判決とされた後、20年以上にわたり刑務所で過ごした。検察当局による再捜査の結果、捜査当局が証拠を一部隠蔽していたことが判明。2人が関与していないことを示す証拠も見つかり、有罪判決が取り消された。
ニューヨーク市法律局のスポークスマン、ニック・パオルッチ氏は声明で「両氏は、不当な有罪判決を受けた。この和解は、数十年も刑務所で過ごし、象徴的な人物を殺害したという冤罪の汚名を着せられた人々に、正義をもたら」と強調した。
2人の弁護人によると、和解金はアジズ氏とイスラム氏の遺産として、それぞれ均等に分配される。これとは別に、ニューヨーク州が双方に500万ドルずつ支払うという。弁護人は「不正を正すのに半世紀以上も要した。イスラム氏は、自らの名誉が回復するのを知らずに死亡しており、悲劇的だ」と話した。
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