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精神疾患のホームレス対策を発表
重篤患者は強制入院、NY市


ニューヨーク市のアダムズ市長は29日、強制入院を含む精神疾患を抱えるホームレス対策を発表した。同日ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
アダムズ氏はホームレスの間に「精神衛生上の危機」があるとし、「精神疾患によりホームレスシェルターに入らず自身にも危害が及ぶ場合、我々には適切な処置を取る道義的責任がある」と主張した。消防局、警察、保健局の職員などがホームレス一人ひとりを調査。どのような処置をするか決定する。症状が重篤な場合は路上や地下鉄から移動、強制的に入院をさせて精神的鑑定を実施する。市はそのための病床を増加させたほか、強制入院の基準を巡る法制整備を目指す。
元警察官のアダムズ氏は市長選挙で市民の安全を訴えた。しかし今年になり凶悪犯罪は増加している。MTAはホームレスや精神疾患患者による犯罪が地下鉄内で多発し、利用者離れの原因になっていると分析している。 この新しい対策に懐疑的なホームレスの支援者もいる。「コアリション・フォア・ザ・ホームレス」のジャックリーヌ・シモーヌ氏はホームレスがスケープゴートになっていると指摘。「精神医療体制の整備、非強制的な治療のアクセス改善、支援体制の整った住宅の提供に注力すべきだ」と訴えている。
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