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米疾病管理予防センター(CDC)と米食品医薬品局(FDA)は13日、ファイザー・バイオテック社の新型コロナウイルスワクチンと65歳以上の脳卒中との因果関係について「認められなかった」との共同声明を発表した。昨年末、同社のオミクロン株対応2価ワクチンと、脳への血液供給が妨げられる虚血性脳卒中との関連を巡り、懸念が浮上していた。ニューヨーク・タイムズが報じた。
連邦政府の安全性監視システムであるワクチン安全性データリンクからのデータが、同社の2価ワクチン接種を受けた65歳以上の約55万人のうち、130人が接種後21日間に虚血性脳卒中を発症したことを示した。これを踏まえ、2つの事象の関連性が懸念されていた。この事象は、同社の2価ワクチンだけに関するもので、同社オリジナルのワクチンやモデルナ製の2価ワクチンにはみられなかった。
当局はデータを踏まえ、他のワクチン安全性データベースや国内外での観察結果を調べた。結果的に、声明で「いずれのデータからも脳卒中リスクの上昇を示す証拠は見つからなかった」と強調している。同時に「脳卒中の危険性への懸念が事実である可能性は極めて低い」とした上で、6カ月以上の米国人に対し、予防接種を呼びかけた。2価ワクチンの接種率は、65歳以上が39%、5歳以上が16%と低い。
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