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NY市、移民の半数以上がアジア系
人種を超えた民族多様化進む

ニューヨーク市立大学(CUNY)がこのほど、市地区編成委員会に提出した報告書によると、市では2010年~20年にかけて民族が多様化し、人種的な分離が減少していたことが明らかになった。ゴッサミストが1日、報じた。
調査結果によると、イタリア系やアイルランド系、東欧系移民、アフリカ系米国人、アフロカリビアン、プエルトリコ人など、市の政治的・文化的背景を歴史的に特徴づけてきた民族集団は縮小傾向にあった。一方、外国からの移民が、市の人口増加に拍車をかけており、人種を超えた民族の多様性を高めている。
ドミニカ人やアフリカ系、アジア人の移民の増加は著しい。とりわけ、アジア系移民は、過去10年間における移民約63万人の半数以上を占めている。中国系が圧倒的な割合を占めるが、南アジア系の増加も顕著で、過去10年間で、非ヒスパニック系のインド人の数は26.8%、バングラデシュ人の数は45.4%増加した。
多くの地域で、人種の多様化が進み、市の人種的な地理が変化していることも報告されている。長年にわたって市内都市部で多数派を占めてきた黒人やアジア系、ラテン系に入れ替わり白人が増加した一方、従来は白人が多かった半郊外地域では、白人の割合が減少していた。
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