虚偽通報のスワッティング、相次ぐ
ホークルNY州知事「国外からの可能性高い」

ニューヨーク州の50以上の学区で、「スワッティング」と呼ばれる根拠のない通報が相次いでいる。ホークル知事は4日の声明で「スワッティングは、パニックを引き起こし、生徒や教師、家族を怖がらせるためのものだ。国外の容疑者によってコンピューターで作成された可能性が高い」と述べ、警戒を呼び掛けている。
先週は、36の学校が被害を受けた。ホークル氏は、背景を調査し、犯人を特定した上で、責任を負わせる必要性を強調。子どもたちの安全と安心を取り戻すために、州警察に対し、あらゆる関係機関と緊密に連携して、捜査に取り組むよう指示した。
連邦捜査局(FBI)の定義によれば、スワッティングは「911に電話し、法執行機関(主としてSWATチーム)からの応答を引き出すために緊急事態を装うこと」。今回の一連のスワッティングは、ほとんどが学校の事務室にかかってくるという。
先週、初めてのスワッティングが起きてから、州警察は州教育局をはじめ、カウンティ(郡)の指導者、地元の教育委員会との連携を強めている。先週、テネシー州ナッシュビルの私立学校で、9歳の生徒3人と職員が死亡する銃乱射事件が発生。これと合わせて、教育・学校関係者の間で緊迫感が高まっている。(4日、スペクトラム・ニュース1)
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