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生成AIを公立校で活用
NJ州ニューアーク市で試み

チャットGPTに代表される生成AI(人工知能)の学校での使用禁止や制限が広がる中、ニュージャージー州ニューアーク市の公立校で活用する試みが進んでいる。26日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
使っているのは非営利団体カーン・アカデミーが開発した生成AIを使った教育システム「カーンミゴ」。全米数百カ所ですでにオンライン学習に使われている。教育現場で使用する公立校を探していたところ、ニューアーク市が手を挙げた。
例えば、算数の授業では「Mathematicianという言葉の中の『子音』の割合は」という問題を与え、カンミーゴで「子音」とは何かを調べさせるという具合。消費者調査に関する統計分析のクラスでは、調査や統計の定義をカンミーゴで確認させていた。
ニューアーク市がカーンミゴを使い始めたのは今年の5月。「自分で学習できる生徒はカーンミゴでどんどん自習させ、教員は支援の必要な生徒に集中できる」という。一方で「カーンミゴが回答してしまう。生徒に考えたり答えを引き出したりするプロセスが欠けてくる」と賛否は分かれる。「システムが回答を制限しないオープンエンドの質問を投げかけて、生徒の答えを分析すべきだ」といった提案や「生徒1人に付き年70ドルというコストが問題だ」という懸念の声もある。全米の公立校がその成り行きに注目している。

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