4月8日の皆既日食を安全に楽しもう 日食グラスが必要、州が無料配布

 

4月8日の皆既日食を安全に楽しもう
日食グラスが必要、州が無料配布

ニューヨーク州の30カ所で日食グラスが配布される/ホークル知事の公式X(@GovKathyHochul)より=3月18日

 

4月8日には、ニューヨーク州で皆既日食が見られる。これに先立ち、ホークル知事は18日、日食を安全に楽しむキャンペーンを開始した。

まず、「I LOVE NY」のロゴ入り日食グラスを、ウェルカムセンターやスルーウェイのサービスエリアなど州内30カ所で無料配布する。この日食グラスは州保健局とISO(国際標準化機構)認証済みだ。

さらに観察用アイテムの粗悪品や宿泊施設、パッケージツアーに関する詐欺があるために注意を喚起する。ISO認証ロゴの確認や、クレジットカードによる支払いを勧めている。 「皆既日食は一生に一度の経験。安全に楽しむための道具と情報を提供したい」とホークル知事は話している。

皆既日食が見られるのはバッファロー、ロチェスター、シラキュースなどの州西部と北部。午後3時15分頃、月が太陽を完全に覆い隠す。日食が始まって終わるまで、約2時間半の天文ショーが繰り広げられ、各地で観測イベントも企画されている。ニューヨーク市周辺では食分が90%程度の部分日食となる。

日食を肉眼で見るのは危険だ。サングラスや下敷きも役に立たず、日食グラスや遮光板が必要だ。情報ソースとしてはアメリカ天文学会(AAS)のホームページ(https://eclipse.aas.org)が役立つ。州内の観測スポットやイベントについては、州観光キャンペーン「I LOVE NY」の日食専用ホームページ(https://www.iloveny.com/events/eclipse-2024/)がある。各地での日食時間は、写真を参照。(18日、ニューヨーク州政府発表)

 

日食が見られる場所と時間帯詳細(I LOVE NYのウェブサイトより)

 

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