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校舎明け渡しで、懸念する保護者
移民の子ども急増、特別支援学校

ニューヨークに流入してきた移民の子どもが急増していることを受け、マンハッタン・ウェストサイドの障がい児向け特別支援学校「ウェスト・プレップ・アカデミー」(児童・生徒数170人)が校舎の明け渡しを余儀なくされている。大量流入のため、教室が不足し、築127年の「不適切な場所」に移転を迫られる見込みで、保護者からは懸念する声が上がっている。
移民の大量流入後、ニューヨークには3万人を超える子どもたちが公立学校に押し寄せた。市教育局が、同アカデミー向けに提供した新たな場所は、屋外スペースがない上、体育館は講堂を兼ねており、特別な支援が必要な子どもたちにとって、適切な設備がない老朽化した建物だ。少なくとも来年度までは、こちらが新校舎になるという。
ウェスト・プレップ・アカデミーの管理者たちは、事態を受け入れざるを得ないという現実こそ理解しているものの、児童・生徒にとって、極めて不適切な環境の新校舎に押し込めるという性急な決定について不安を感じている。そのため、最低でも約1年間は決定を延期するよう求めている。1月に実施されたタウンホールミーティングでは、保護者と児童・生徒が講堂に詰めかけ、市の教育関係者に苦言を呈したものの、決定に対して何の影響も与えられなかった。 (25日、ニューヨークポスト)
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