クオモ前知事、アダムズ氏ら圧倒　NY市長選の世論調査、政権対抗に期待

ニューヨーク市長選を巡り、複数女性からセクハラを告発され辞職、刑事訴追されたクオモ前ニューヨーク州知事が出馬表明をしていないにもかかわらず、圧倒的にリードしていることが最新の世論調査で分かった。現職のアダムズ氏は9%にとどまっており、不人気ぶりが際立っている。amニューヨークが3日、伝えた。

次期市長選びに直結する民主党の予備選は6月24日に開催される予定。1月23〜26日にかけて実施された世論調査で、クィーンズ出身のクオモ氏は35%の支持を得ており、次点のブラッド・ランダー会計監査官（10%）を大きく引き離している。以下、アダムズ氏、ゾーラン・マムダニ州議会議員（9%）、スコット・ストリンガー前会計監査官（8%）、ジェシカ・ラモス州上院議員（6%）、ゼルナー・マイリー州上院議員（3%）と続いている。一方、20%が「分からない」と回答しており、情勢は変わる可能性がある。

別の世論調査では、アダムズ氏はトランプ大統領よりも不人気であることも明らかになっており、就任以来スキャンダル続きの上、起訴されたことなどが直撃した形だ。アダムズ氏は大統領就任式前に会談、就任式にも出席し、トランプ氏への接近が目立っている。一方、クオモ氏に対しては、犯罪撲滅や治安の向上、トランプ政権への対抗姿勢や移民危機の終息、雇用創出と経済成長に対する期待が集まっている。

編集部のつぶやき

私の周囲でも、「クオモが出馬するなら投票する！」という人がちらほら。アダムズ市長に関しては、ほぼ全員が「あ〜なしなし！」と嫌そうな顔をします。（A.K.）

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