2025.03.11 DAILY CONTENTS NEWS

ミシュランの検査官になるには? 年間約275食を試食、食事代は「必ず払う」

食べることを仕事にしたい食いしん坊のあなたにぴったりの仕事がある。ミシュランガイドの検査官だ。7日付シークレットNYCは同検査官の仕事内容と、検査官に求められる要件を紹介している。

写真はイメージ(photo: Anima Visual / Unsplash)

ミシュランガイドの検査官は、匿名でレストランを調査し、同ガイドのセレクションや関連する分類への掲載の適否を判断する。匿名にするのは、特別待遇を排除し、ミシュランガイドの信頼性を確保するためだ。偏りを避けるために検査官は、料理の質、味の深みと調理技術、料理におけるシェフの個性、コストパフォーマンス、来店時の一貫性の5つ基準に基づいて審査。年間約275食を試食し、必ず食事代を支払う。

ミシュランガイドの検査官の応募要件は、①食品業界での5年以上の関連業務の経験 ②食材、調理技術、料理の基本に関する国際的な知識と情熱 ③継続的な出張に必要な柔軟性。加えて観察力、細かい点まで記憶できる能力、規則正しさと計画性。「何よりも重要なのは、あらゆる料理や文化における違いや多様性を理解し、受け入れる姿勢を持つ」ことだとしている。

ちなみにカリフォルニア州でのミシュランガイドの検査官の平均年収は3月4日現在、5万4220ドル。時給計算すると約26.07ドルになる(ZipRecruiterのデータ)。検査官の応募に興味のある人はミシュランのウェブサイト内の Interview with a MICHELIN Guide Inspectorを参照。

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