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親パレスチナ組織の活動に関与したコロンビア大学のパレスチナ人学生が14日、市民権取得の手続きに訪れたバーモント州の移民局で、移民税関捜査局(ICE)に身柄を拘束された。ニューヨークタイムズが同日、伝えた。

ヨルダン川西岸地区の難民キャンプで生まれ育ったモフセン・マハダウィさんは2014年にアメリカに移住し、永住権を取得。同大一般教養学部で哲学の学士課程を修了し、秋には同大国際関係大学院の修士課程に進む予定だった。23年10月7日にハマスがイスラエルを攻撃した後、ムフマード・ハリルさんとパレスチナ学生協会を共同設立。イスラエルとの関係を絶つよう大学に迫り、キャンパス内で数多くの親パレスチナ派デモを主導したが、24年3月に組織から離れた。
14日朝、手続きの一環との説明を受け、同施設を訪れたところ、手錠をかけられ、同州コルチェスターの移民センターに拘留された。犯罪容疑はかけられていない。移民当局は、親パレスチナ派のデモ参加者が反ユダヤ主義の拡大を可能にしたと主張しているが、これを裏付ける証拠は示していない。マハダウィさんの弁護士は、連邦当局がマハダウィさんをより保守的な管轄区域に移すことや国外追放を防ぐため、同州またはアメリカからの強制退去を禁止する一時的な差し止め命令を裁判所に要請し、これが認められた。
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