4月22日に、ニューヨーク初進出を果たす生ドーナツ専門店「Iʼm donut?」。日本では「生スイーツ・ブーム」を牽引するなど、誰もが知る人気ドーナツ店だ。タイムズスクエアの一等地に海外初の店舗としてオープンした経緯や気になるメニューなどを取材した。

◆ 3年の構想期間を経て
2022年に東京・中目黒に1号店をオープンした「Iʼm donut?」。弾力がありながらも、噛むとジュワッと解ける”生”生地を使ったドーナツは、ドーナツ=重い、パサパサ、油っぽいという概念を覆し、生カヌレや生クッキー、生バウムクーヘンなど空前絶後の「生スイーツ・ブーム」の火付け役ともなった。

そんな同店、実は日本に1号店をオープンした初期段階からニューヨーク進出の構想を描いていたといい、3年の月日を経て、満を持してアメリカに初上陸。「勝負しがいがあるところ、そしてドーナツといえばニューヨーク。ニューヨークだったらタイムズスクエアだな、と。実はこの物件は3年前に初めて見た場所で、当時はコロナが明けたばかりだったので物件も空いていたんですよね。ニューヨークで日本食はリスペクトされていることもあり、チャンスだと思い挑戦を決断しました」とブランドの担当者。

ネオンサインに負けじと煌びやかな建物や店舗が並ぶタイムズスクエアの中でも、シンプルな出たちの「Iʼm donut?」。中に入ると、白と大理石を貴重としたスタイリッシュな空間に、大きな「Iʼm donut?」のロゴ、そして製作過程が見えるオープンキッチンに、カウンターにはドーナツの見本がミュージアムのように展示されており、無駄なものは一切存在しない「ドーナツのための空間」といった具合に仕上がっている。

◆ ユニークすぎるメニューの数々
気になるメニューにはシグニチャーの生ドーナツ(全3種)のほか、クリーム入りやビーガン向け、またセイボリーの”おかず生ドーナツ”も充実しており、驚くべきが全15種のメニューのうち全9種がニューヨーク店限定となっている。

「日本らいしいね、洗練されているね、といった日本らしいイメージのものには抹茶や酒フレーバーを準備して、なるべくシンプルに、ハイカラに伝わらないように、潔いメニューにしてます。一方で彼らが、昔から文化の一部として味わっているもの、例えばPB&J(ピーナッツバター&ジャム)などに関しては『自分たちのことも考えてくれているね』と感じてもらえるかなと思い、メニューを作りました。あとは、ドーナツがメジャーな街ですが、セイボリー系のドーナツはあまり見かけないので特に力を入れましたね」こう語るのは、同店のオーナーシェフ平子良太さん。

アメリカといえば!なBLTや、言葉の認知度も高まってきている「Teriyaki」を使用したドーナツサンドは、日本の素材とアメリカ文化が絡まったユニークな “甘じょっぱい” 商品。
◆ “nama-donut” どう伝わる?
ちなみに言葉に関しては、今回ニューヨークに出店するにあたり「生ドーナツ」はそのままnama-donutで勝負することを決めたといい、その背景には「生をどういうふうに表現するかには悩んだのですが、TeriyakiやOmakaseなど日本語でそのまま伝わる言葉も増えてきているので、もう『生』とそのまま表現していこうよ!というところに落ち着きました。生ドーナツを広めていって、このテクスチャーに驚いてもらえたら嬉しいですね」と平子シェフ。

グランドオープンは4月22日朝10時、ドーナツは売り切れ次第営業終了。
取材・文・写真/ナガタミユ
I’m donut?times square
住所
154 West. 45th Street.
開業日
4/22日(火)10時〜
営業時間
10:00-16:00(売り切れ次第終了)
定休日
月・火
公式サイト
https://www.imdonut.nyc
公式インスタグラム
@imdonut.nyc
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