殺人事件の件数が減少傾向にあるニューヨーク市内で、9日夜から11日にかけて、5人が殺害された。週末の殺人はマンハッタン、ブロンクス、クイーンズ、ブルックリンの4区で発生。時刻もまちまちだ。3人は刺殺され、2人は凶弾に倒れた。ニューヨーク市警察(NYPD)によると、12日午前の時点で逮捕者は出ていない。ゴッサミストが同日、伝えた。

だった(発表は2022年1月以来初)。写真はイメージ(photo: Unsplash / Yann Delhaye)
9日午後8時49分、ローワー・イースト・サイドの南端、ツーブリッジーズにある公共住宅、アルフレッド・E・スミスハウス内で男性(35)が銃で胸を撃たれ、搬送先の病院で死亡が確認された。10日午後8時30分ごろには、ブロンクスのモットヘイブン路上で男性(30)が同じく胸を撃たれて病院で死亡。この事件では女性(42)も撃たれ、病院に運ばれた。命に別状はないという。同じ頃、クイーンズのノースコロナの路上で男性(32)が体の数カ所を刺され、搬送先の病院で死亡している。
11日午後2時前には、ブルックリンのサイプレスヒルズを走行中のMTAシャトルバス内で、男性(41)が腹部を刺され、病院に運ばれたが死亡した。車内の詳しい状況などは分かっていない。同日午後6時前、ブロンクスのフォーダムノースの路上でも、男性(31)が腹部を数カ所刺され搬送先の病院で死亡が確認された。
NYPDの集計によると、5月4日現在、今年の殺人事件は、昨年同時期より27%減っている。今年の1月も昨年1月と比べて24%減少していた。専門家は暖かくなると市民が外で集まる機会が多くなり、凶悪犯罪は増える傾向にあると指摘。10日と11日は、市内の最高気温は華氏70度を超えていた。NYPDによると、第115分署が管轄するノースコロナなどの地域と第48分署が管轄するフォーダムノースを含む地域で殺人事件が、それぞれ3件と4件増えているという。
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