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ニューヨーク市観光局はこのほど、2024年と比較して今年40万人の観光客が減ると推定、当初の予測を大幅に修正した。主にアメリカに対する否定的な感情から旅行計画を見直した外国人旅行者が要因。ニューヨークタイムズが8日、伝えた。

同観光局は5年前のパンデミックによる観光客激減を経て、25年は記録的な訪問者数で完全回復すると予測していた。しかし、トランプ大統領が同盟国に対する貿易戦争を宣言し、他国の併合をほのめかし、移民取り締まりを強化した結果、複数の外国人観光客の拘束が発生。当初の予測(国際・国内観光客合計6760万人)を2度下方修正し、訪問者数は6410万人と推計。昨年比で国内観光客が40万人増加する一方、外国人観光客は80万人減少する見込みとした。
新たな予測では、国際観光客数が1210万人となり、25年の以前の予測から17%減少すると見込まれている。この減少は、トランプ氏の「カナダをアメリカの第51番目の州にする」発言を受けて、カナダからの観光客が旅行をボイコットしたことが主な要因となっている。 市を訪れるのは、国内観光客の方が海外からの観光客よりもはるかに多いが、海外からの観光客は滞在期間が長く、支出額も大きい傾向にある。昨年、観光客は市で510億ドルを支出したが、その約半分は外国人観光客によるものだった。今年の支出額は40億ドル減少すると予測されている。
旅行アナリストは、経済の不確実性が継続した場合、世界の他の地域からの旅行者も減少すると懸念している。
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