2025年5月30日 NEWS DAILY CONTENTS

「トイレ探しは仕事の一部」 営業担当者が明かす困ったときの裏技

車で長距離を移動する営業担当者。人生の大半を道中で過ごす過酷な仕事だ。生き馬の目を抜くような競争を生き残り、成功したベテラン営業担当者たちによると、「精神の安定と長続きの鍵の一つは、質の良いトイレへのアクセスにある」のだという。ウォール・ストリート・ジャーナルが28日、伝えた。

アメリカでは、トイレットペーパー切れのトイレも少なくない。
写真はイメージ(photo: Unsplash / Jas Min)

彼らは、清潔で、上着やバッグをかけるフックがあり、床まで届くドアがついた上質なトイレを常に探し求めている。トイレを紹介する「トリップアドバイザー」はないため、鍵が不要な高級ホテルのロビーのトイレや、豪華な設備が整ったトラックストップなどの情報をテキストで共有したり、見本市などで会った際に教え合ったり、独自のネットワークを築いている。

ガソリンスタンドやファストフード店のトイレには、当たり外れがある。高級リゾートのトイレは、営業への自信にもつながるそうで、人気だ。施設の会員のふりをして、無料のバレーサービスを利用。一直線にトイレに向かう。「怪しい様子を見せなければ、質問されることはない」。高級施設を見つけるのも仕事の一部。妥協したくないので我慢することも多く、膀胱が肥大した人もいる。

病院やホテルなどの施設、スターバックスなど好みはさまざまだ。「店員に鍵を借りなければトイレに入れない店は、避けた方が良い」と明かす営業担当者もいる。

                       
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