6月28日から7月6日までの独立記念日の休暇期間中に、自宅から50マイル以上移動する人が7220万人に上るとの予測がこのほど発表された。今年の国内旅行者数は昨年比で170万人増加し、2019年比では700万人多い見込み。トランプ氏再選以降、海外からの観光客は激減しているが、夏休み中の国内旅行は堅調のようだ。

「夏は1年中で最も忙しい旅行シーズンであり、7月4日は最も人気の高い旅行時期の一つです」と話すのは、アメリカ自動車協会(AAA)トラベルの副社長、ステイシー・バーバーさん。今年は休日が金曜に当たるため、旅行者は“ロングウィークエンド”にするか、1週間丸ごと休暇に充てるケースも少なくないという。
AAAは、自動車で旅行する人が6160万人と、前年比2.2%増となり、過去最高を記録すると予測。独立記念日の休暇期間中は、昨年と比較して道路利用者数が130万人増加すると見込んでいる。AAAは昨年の7月4日の週、バッテリー上がりやパンク、ロックアウト、ガソリン切れなど、約70万件の緊急の支援要請に対応。旅行前に車両メンテナンスを実施し、緊急キットを準備することを推奨している。また、AAAのレンタカー提携会社であるハーツによると、最も混雑するのは7月3日と予想。事前予約の多い目的地は、フロリダ州オーランド、コロラド州デンバー、マサチューセッツ州ボストン、ハワイ州オアフ、ワシントン州シアトルなどで、SUV や中型セダンが人気だという。
航空機での旅行者数も新記録を更新する見込み。AAAは、584万人が目的地へ航空機で移動すると予測しており、これは独立記念日旅行者の8%に相当する。 今年の予測は、昨年の独立記念日の週に記録した576万人の航空旅客数から1.4%増加している。
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