ニューヨーカーのリゾート地として一世を風靡したハンプトンズ。SNSに投稿するのには打って付けのディスティネーションとして再び人気となり、いまやディズニーランド化している。
週末の別荘レンタルや一泊5000ドルを超えるホテルの部屋、高価な食事にドリンク、Uber、各スポットでの服装変更など、コンテンツに耐え得る週末の経費は、行き帰りにヘリコプターを使わなくても1人当たり5000ドルを超えることは珍しくない。ハンプトンズに集う女子の金銭感覚をウォール・ストリート・ジャーナルがレポートしている。

最も高いのは宿泊代だ。イーストハンプトンから車で約20分東のモントークのモーテルでもシーズン中は1泊500ドル。アナスタシラ・レノロバさん(31)が昨年夏、独身最後の週末用に借りた3ベッドルームの家は週末だけで4000ドルもしたという。もともとジャガイモ畑だった辺りは、高級店やSNSで流行りのレストラン街に変貌した。
その一つ、Round Swamp Farmではワカモレが35ドル、チキンサラダが16ドル。Swing by Carissa’s the Bakeryでは抹茶ラテが8ドル、アーモンドクロワッサンが7ドル。Duryear’sでロブスターサラダを食べれば97ドル。Surf Lodgeでウルトラプレミアムなテキーラのボトルサービスをオーダーすれば 950ドルだ。
ショッピングは1897年建造の邸宅を改造したシャネルブティックで。ノエレ・コンフォーティさん(26)は「ここで自撮りをしなきゃ、ハンプトンズに来た意味がない」と笑う。「これも旅行の楽しみの一つ」と、フランシア・クーパーさん(33)は旅行前の準備に出費を惜しまない。新調したポイントウィッグが60〜180ドル、シャンプー代120ドル、ブレイズ代350ドル。さらに、マニキュアにペディキュアで250ドル、付けまつげ250ドル、時間があればレーザー脱毛を加えてセット料金は450ドルなり。
こうした、ギャルを駆り立てるのは「取り残される不安(FOMO: Fear Of Missing Out)」。ハンプトンズに行ってSNSに投稿するのが当たり前となっており、プレッシャーを感じるようだ。ただ、身の丈を超えた豪遊は借金につながる。ご用心を。
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