NYの街角に真っ赤なポストが現れた。体験型フラワーショップ「POPUPFLORIST」によるバレンタイン企画「Love Letter Gallery」だ。匿名の手紙を投函すると、選ばれたラブレターは花とともにギャラリーに展示される。

好きな相手にテキスト1通送るのをためらってしまうなら、あえて匿名ラブレターという古典的な方法を試すのはいかが。「POPUPFLORIST」は、昨年好評を博したこの企画を、今年もニューヨーク全域で展開している。街のカフェやブックストア、ベーカリー、美容室などに設置された赤いポストに、誰でも自由に手紙を投函できるしくみだ。手紙の宛先は、恋人、友人、忘れられない記憶、ニューヨークという街でもいい。匿名で、宛名も不要で、長さも自由だ。
投函されたラブレターの中から、特に心を打つものが選ばれ、2月7日(土)にソーホーの「Host on Howard」で一日限定の展示として公開される。しかも、ただ掲示されるわけではない。ひとつひとつの手紙に合わせて、オリジナルのフラワーインスタレーションが添えられる。
実際に、赤いポストが設置されているBig Nightアッパーウエスト店に出向いてみたが、可愛い店内にはラブレターをその場で書けるように、レターセットとペンが設置されていた。ポストの中にはすでに投函されたラブレターもあった。

このイベントの “意外な企画者” とは?
この企画がユニークなのは、フラワーショップが主催している点だ。従来の花屋は、商品を選んで、買う場所だった。しかし近年のニューヨークでは、フラワーショップが「感情の体験をデザインする存在」へと変化している。
近年のニューヨークでは、体験型マーケティングが加速している。フラワーショップも例外ではない。以前、紹介したアーティストのCJヘンドリーが手掛ける、枯れない花屋「Flower Shop by CJ Hendry」もそうだが、「参加して、写真を撮り、SNSなどで共有する」こうした要素を組み込むことで、花屋は「商品を売る場所」から「記憶に残る場所」へと変わってきている。
文・写真/藤原ミナ
Love Letter Gallery
期間
1/19(月)〜1/25(日)
2/7(土)にソーホーの「Host on Howard」で展示
ポスト設置場所
Caffe Paradiso (202B Elizabeth St.)
The Elk Nolita (228 Mott St.)
Tarin Thomas (92 Perry St.)
Big Night Greenpoint (154 Franklin St.)
Big Night WV (236 W 10th St.)
Big Night UES (1015 Lexington Ave.)
Rita’s Needlepoint (303 E 81st St.)
Book Culture (2915 Broadway)
Exit9 Emporium EV (51 Avenue A)
Exit9 Emporium BK (127 Smith St.)
Yours Truly, Brooklyn (680 Fulton St.)
Jenna Perry Hair (347 W Broadway)
Hani’s Bakery (67 Cooper Square)
POPUPFLORIST
https://popupflorist.com/
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