ニューヨークで毎年開かれる旅行博「Travel & Adventure Show」が、1月24日・25日にジェイコブ・ジャビッツ・コンベンション・センターで開催された。数年ぶりの大寒波に見舞われていた週末でありながらも、会場は大賑わい。特に日本のブースには多くの人が駆けつけ “訪日ブーム” が見て取れる盛況っぷりであった。

来場者「北海道に目をつけているわ」
2025年の年間訪日客数が初の4000万人を突破するなど、勢いが止まることを知らない日本観光。会場の日本ブースを訪れていた女性は、「実はまだ日本には行ったことがないんだけれど、今年は必ず行きたいと思っていて。北海道に目をつけているわ」と、北海道ブースで手にした冊子やグッズを片手に興奮気味に話してくれた。


同イベントには毎年、日本の地方自治体や観光団体などがニューヨークで発信したいトピックや文化を携えて参加しているが、今年は特に北海道が力を入れていた。なかでも札幌市は、ニューヨークでの旅行博に今回が初出展。ウインタースポーツや壮大な自然景観はもちろん、スープカレーやジンギスカン、味噌ラーメン、締めパフェといったご当地グルメをフックに、来場者の関心を集めていた。

ニューヨークタイムズに選ばれた沖縄県の姿も
また今年は、ニューヨークタイムズが年始に発表した「2026年に訪れるべき52の旅先」に沖縄県と長崎がランクイン。

沖縄県の観光スタッフも同イベントに駆けつけ、「旅行博に来ている人だからなのか、結構『行ったことあるよ』という方が多くてびっくりしています。今年はニューヨークタイムズに選んでいただいたということもあり、もっと多くの人に魅力を伝えられたらと思い、新たにニューヨークタイムズに掲載する、このような英語広告も作ってみました」と、沖縄観光コンベンションビューローの仲田さんは語る。

ちなみに同特集の沖縄県編では、今秋再開の「首里城」、そして「琉球ランタンフェスティバル」や伊江島での「伊江島ゆり祭り」がおすすめスポットとして紹介されている。毎年発表される同特集では、メジャーな観光地だけでなく、旅慣れた人目線からのニッチなスポットにも光が当たるため、旅のアイデア収集源として楽しみにしている人も多い。
「トラディショナルなジャパンを体感できる場所」
日本ブーム、そしてオーバーツーリズムも囁かれるなか、そのほかのブースも趣向を凝らしており、旅行会社のHISが構えるブースでは、昨年ニューヨークタイムズの上記特集に掲載された富山県、そしてJR東日本のブースでは東北が推しスポットとしてプレゼンされていた。

「アメリカの方は他の国の方と比べて長い期間旅行に行かれる。また、オーバーツーリズムでごちゃごちゃしているスポットではなく、トラディショナルなジャパンを体感できる場所を好まれるということもあり、今年は東北を強くおすすめしています。あとはやはり温泉など、日本の体験ができるところを求められていますので、桜の開花マップなどは重宝されていますね」と、JR東日本の大川戸さん。
◇
大寒波に見舞われたニューヨークで、これほどの熱気を集めた日本ブース。定番観光地にとどまらず、地方や日本らしい体験へと視線が移るなか、次に脚光を浴びるのはどこになるのか? ニューヨーカーの関心が示す今後の訪日トレンドの動きが、見逃せない。

取材・文・写真/ナガタミユ
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