ニューヨーク近代美術館(MoMA)でアートに浸った後(記事はこちら)、せっかくならそのまま帰らずに食事やドリンクを楽しみたい。MoMA周辺には南イタリア料理の店から100年の歴史を持つ伝説のバーまで、雰囲気も価格帯もさまざまな選択肢がそろっている。MoMAでのフライデーナイトをさらに盛り上げる5軒を紹介する。

1. アブラ・ロックフェラー・センター

MoMAから徒歩約5分という好立地にあるギリシャ料理レストラン、アブラ・ロックフェラー・センター(Avra Rockefeller Center)。創業者のニック・ツーロスはギリシャの漁村ナフパクトス出身で、「地元で食べていた新鮮なシーフードをニューヨークで再現したかった」との想いから2000年にミッドタウン・イーストに1号店をオープンし、現在はビバリーヒルズ、マイアミにも展開する人気グループに成長している。
料理の主役はシーフード。氷の上に並べられた旬の魚介の中から食べたい魚と好みの調理法を伝えるスタイル。ブランジーノやドーバーソールは炭火でグリルして名物のラドレモノソース仕立てに。ロブスターパスタやタコのグリル、生ガキも人気。ランチタイムは、プリフィックスメニューが用意されているので昼間に立ち寄るのもおすすめ。
住所 1271 6th Ave.
公式Webサイト avra-rockefeller-center
2. イル・ガットパルド
MoMAの真向かいに建つ1897年築のタウンハウス(かつてはジョン・D・ロックフェラーの旧邸の「ミリオネア・ロウ」と呼ばれた区画)に入る南イタリア料理店、 イル・ガットパルド(Il Gattopardo)。オーナーのジャンフランコ・ソレンティーノは、かつてMoMA館内のレストラン「セッテMoMA(Sette MoMA)」を長年運営していた人物。2001年の創業以来、ミッドタウンのビジネスパーソンや美術館スタッフをはじめ、アッパークラスのニューヨーカーに愛されている。
料理はシチリアおよびサルデーニャ島を中心とした南イタリアの伝統料理を現代のテイストに合わせて昇華させたもの。天気の良い日は、通りを眺めながら食事できる石段のテラス席が極上。
住所 13-15 W. 54th St.
公式Webサイト ilgattopardonyc.com
3. キング・コール・バー

マンハッタン屈指の格式を誇るラグジュアリーホテル、セントレジス・ニューヨークの中にある伝説のキング・コール・バー(King Cole Bar)。100年以上の歴史を持ち、サルバドール・ダリやマリリン・モンロー、ジョン・レノンといった著名人たちが愛した場所として知られている。
バーに一歩足を踏み入れるとまず、マックスフィールド・パリッシュが1906年に描いた巨大な「Old King Cole」の壁画に圧倒される。現在その価値は1億ドル以上ともいわれる作品を眺めながら飲むカクテルは格別だ。また、映画「プラダを着た悪魔」のロケ地でもある。アンディがクリスチャンからハリー・ポッターの原稿を受け取るシーンがまさにこのバーで撮影されたもの。ファン必訪の場所でもある。
住所 2 E. 55th St.
公式Webサイト marriott.com
4. モンキー・バー
大恐慌真っただ中の1936年に創業したモンキー・バー(Monkey Bar)。現在はニューヨーカーがこよなく愛するステーキハウス「4チャールズ・プライム・リブ(4 Charles Prime Rib)」の系列として、ミッドタウンで貴重な”本当においしいバー飯”が楽しめる場所として知られている。老舗のホテル・エリゼの中に入っており、二重扉を抜けると禁酒法時代の”スピークイージー”を彷彿とさせる隠れ家的な空間が広がる。入ってすぐのバーエリアでカクテルを、奥のダイニングルームではステーキや季節の料理を楽しめる。
住所 60 E. 54th St.
公式Webサイト marriott.com
5. ヤクニ

日本式のスピークイージー風バー 、ヤクニ(yakuni)。わずか18席のみという超プライベートな空間で、日本のカクテル文化をニューヨークで体験できる隠れ家的な一軒。メニューの軸は日本酒や焼酎をベースに、ゆずや抹茶、みそなど和の素材を巧みに使ったした創作カクテル。オリジナルドリンクをジャズやヒップホップが流れる薄暗い空間でいただくひとときは至福。
住所 226 E. 53rd St.
Instagram @yakuninyc
◇
MoMAを出た後も、金曜の夜は長い。ロックフェラーセンターのギリシャ料理で乾杯し、禁酒法時代の空気が漂うバーで一杯、そして地下の日本式スピークイージーへ。デートの続きを、料理とお酒と一緒にゆっくり味わってほしい。次に「フライデーナイト」に行く予定がある人は、ぜひこの中から1店、帰り道に組み込んでみてはいかが。
▶前回の記事 NY・MoMAの「フライデーナイト」デートが最高すぎた|ゴッホやマチスを肴にワインを飲み、絵まで描いてきた
文/藤原ミナ 写真/本紙
RECOMMENDED
-

客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-

NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-

ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-

パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-

日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-

機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-

白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-

長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-

機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-

「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで








