ニューヨークには、「deadass(デッドアス)」から「madbrick(マッドブリック)」に至るまで、常に独自の言葉が存在してきた。しかし、この街で最近検索されているスラング(俗語)は少し様子が異なるようだ。地元情報サイトのシークレットNYCが8月18日、Google検索の調査の結果とそれぞれのスラングの意味を紹介した。

スラングの歴史は長いが、SNSの登場により、新しい言葉や意味が広まるスピードはさらに加速した。写真はイメージ(photo: Unsplash / robin_rednine)

調査によると、「chud」がニューヨークで最も検索されたスラングの1位にランクイン。その後に「larping」「bird」「chopped」「unc」が続いた。これらの言葉は、侮蔑語から恋愛用語、さらにはネット上で年上の人を指す際に一般的に使われる表現まで、多岐にわたっている。それぞれのスラングの意味は?

chud(チャド)

「Chud」は一般的に、愚かで、嫌味で、不快な人物、特にトロールと見なされたり、総じて好まれない人物を指す際に使われる。

 larping(ラーピング)

「ラーピング」と聞くと、実写ロールプレイング(LARP)を連想するかもしれないが、今日のスラングとして使われる際、人々が必ずしもそれを指しているわけではない。オンラインスラングで「larping」とは、自分ではない誰かになりすましたり、特定のライフスタイルやペルソナを装ったりすることを指す場合がある。

bird(バード)

ニューヨークのにぎやかなハトの群れとは異なり、スラングで、「Bird」は、恋愛関係において愚かな振る舞いをする人を指すこともある。ただし、それは文脈によって異なる。とはいえ、この街のハトたちの恋愛事情にも、浮き沈みがあるのかもしれない。

chopped(チョップト)

人を形容するスラングとして使われる場合、「chopped」は一般的に「魅力のない」という意味になる。

unc(アンク)

誰かがあなたを「unc(アンク)」と呼んだ場合、おそらく実際の叔父のことではないだろう。このスラングは一般的に、年上だと見なされる人を指すのに使われ、多くの場合、からかうような、あるいは軽蔑的なニュアンスを伴う。

常に変化するNYのスラング

マジに?ガチで?の「deadass」、イラつく、パニくるの「buggin’(バギン)」、ものすごく寒いの「madbrick」、ちょっとしたトラブルや故障の「glitch(グリッチ)」など、ニューヨークが独自の言語と関わるのはこれが初めてではない。“旬”とされるスラングでも数年後には全く聞き慣れないものになっているかもしれないし、会話の中心だった言葉があっという間に消えてしまうこともある。だが、ニューヨーカーたちが今何に興味を持っているかを映し出すスナップショットの一つであることは間違いないようだ。