返品に寛容なことで知られる、アメリカの会員制スーパー、コストコ。サイズが合わなかった服や、使ってみて気に入らなかった家電など、返品した商品はその後どうなるのだろうか。実は、未使用でも売り場に戻らない商品があり、業者向けにまとめて販売されたり、支援団体に寄付されたりするケースも。コストコの公式資料や、公式の在庫処分オークションを運営するBストックの情報をもとに、意外と知られていない返品後の行き先を紹介する。

未使用でも、開封すると売り場に戻らないことも
返品された商品は、使用の有無や包装、傷、部品の状態などによって扱いが変わる。Bストックによると、未使用でも包装の一部を開けた商品は、コストコの売り場には戻さず、業者向けにまとめて販売する対象になる。返品された商品を集める施設では、見た目の状態を確認して分類するが、その際に動作確認は行わないという。

家電や衣類は、業者向けのオークションへ
返品された商品の一部は、業者向けのオークションで販売される。コストコも公式サイトで、余った在庫や返品された商品を、競売やトラック単位のまとめ売りで販売していると案内している。Bストックが運営する公式オークションサイトでは、家電や衣類、家具、調理器具などを扱う。商品を載せる台(パレット)単位などでまとめて販売し、業者が仕入れる仕組みだ。参加には事前の審査が必要で、一般会員向けの販売ではない。出荷拠点の一つは、ニュージャージー州のモンロー・タウンシップにある。

まだ使えるものは支援団体へ
返品された商品は、販売できなくても寄付されることがある。寄付先の一つが、国際支援団体「ワールド・ビジョン」だ。同団体によると、コストコの返品拠点で状態のよい商品を選び、生活用品や衛生用品、ベビー用品、学用品などを、地域の協力団体を通じて支援が必要な家庭に届けている。

返品された食品はどうなる?
米消費者情報サイト「コンシューマー・アフェアーズ」によると、開封済みの食品や傷みやすい食品は、再販売できず、廃棄されることが多いという。コストコはフードバンクなどへの食品寄付も行っているが、返品された食品がそのまま寄付されるとは限らない。
















