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NY市感染の約半数は2種の変異株
コロナ対応策の決め手はワクチンか
ニューヨーク市関係者は10日、市内のコロナ感染者の約半数が2種類の変異株にかかっているとの分析を発表した。同日、ニューヨークタイムズが報じた。 B.1.526と呼ばれる変異株は、昨年11月、マンハッタン区ワシントンハイツで初めて検出された。現在感染者の約40%を占めており、通常型より感染率が高いようだ。保険精神衛生局(DOH)のチョクシ局長によると、今では市内全域に広がっているという。この変異株には、南アフリカとブラジルで見られるE484K変異とS477N変異も見つかっており、ワクチンの効果低下を懸念する声もある 。
もう1つはB.1.1.7。ブラジル変異株で、感染者の12%がかかっており、致死率が高いとみられている。ただし、市内の死者や重篤患者の数は減少傾向を続けている。 デブラシオ市長は同日行われた記者会見で、「ありがたいことに、変異株が予想以上の深刻な問題に発展していない」と胸をなでおろした。
対応策の決め手はワクチン。デブラシオ氏の医療顧問、ジェイ・バルマー医師は「変異株にワクチンが効かないという証拠はない」と指摘 。一方、「未だ不明な点が多い」として「防御策の手を緩めるべきではない。そうすれば、変異株も制御できる」と主張するニューヨーク市立大学の伝染病学者、デニス・ナッシュ医師もいる。

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