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アジア人に対するヘイトクライム増加
4人のアジア系ニューヨーカーの声
新型コロナウイルスに関連したアジア人差別が増加するなか、ニューヨーク市で暮らすアジア系住民の声を、15日、ゴッサミストが伝えた。
中国系のビク・リーさん(31)は昨年2月、ジムからの帰宅中、後をつけてきた男から「COVID」と言われ唾を吐かれた。それ以来、一定の時間以降の外出や、電車の利用をやめている。リーさんは、アジア系への偏見についてメディアがとりあげるまでに、時間を要したことを批判している。 韓国系のチョン・ブレティロンさん(40)は、アジア系ヘイト撲滅集会に参加後、7歳の息子の中に、アジア系に対する暴力への不安が芽生えたことを懸念している。
中国系のロッキー・チンさん(74)は、アジア系に対する差別は、米国によるアジア諸国への介入など、歴史に深く根付くと話した。
11歳の白人の男の子が、祖母を蹴るのを子どもの頃に目撃した韓国系のキャシー・パク・ホンさん(44)は、最近になり、アジア系住民が、この問題について声をあげ始めたことに希望を抱いている。
非営利団体アジア系米国人連盟によると、2020年初旬から21年2月までの間に、トライステートエリアで起きた、アジア系へのヘイトクラムが500件以上報告されていた。また、憎悪・過激主義研究センターによると、市警察(NYPD)に報告された事件数は、19年の3件から昨年は28件に増加した。

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