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アジア系住民差別・攻撃の抗議集会相次ぐ
バイデン大統領や議会も反応
コロナ感染拡大を機に、アジア系住民に対する差別や攻撃が全米で増加した。これに抗議する集会が週末、各地で開催されたと、21日付ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
アジア系女性6人を含む8人が死亡する銃撃事件が発生したジョージア州では数百人が州都に集結。「アジア系へのヘイトを止めよう」などのサインを掲げてデモ行進を行った。参加したシャオスー・ツェンさん(36)は「米国は移民の国。お互い、思いやりの気持ちで接するべきだ」と語った。
ニューヨーク市では同日、数百人がユニオンスクエアからチャイナタウンまで行進した。「ヘイトはウイルスだ」とするプラカードを持ったシュンギョー・チューさん(28)は「状況はあまりに深刻」と指摘。カリフォルニア州サンフランシスコの抗議集会に参加したヘイディ・ウングさん(28)も「次は家族が狙われるのではと恐怖を覚える」と話している。
こうした動きにバイデン大統領も反応。ジョージア州アトランタでアジア系指導者と会談し、連邦議会に対し、コロナを巡るヘイトクライムに焦点を当てた法案を通過させるよう促した。議会にはヘイトクライムを報告しやすくする法案を提出する動きや、司法省などにアジア系住民へのヘイトクライム調査を強化させようという声もある。

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