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ヤクザ幹部、武器入手の疑いで逮捕
売人装う覆面捜査官に販売手配


米司法当局は5日までに、麻薬密売のほか、ミャンマーとスリランカの武装組織のために米国製の武器を入手しようとした疑いで、日本人の暴力団幹部とタイ人の男3人をニューヨーク市で逮捕した。アルジャジーラが8日、報じた。
エビサワ・タケシ(57)、ソンパック・ルクラサラネー、ソンポブ・シンガシリ、スクサン・ジュラナンの各被告は2019年ごろからタイで、米麻薬取締局(DEA)の捜査対象になっていた。エビサワ被告は、ミャンマーの民族武装組織「ユナイテッド・ワ・ステイト・アーミー(UWSA)」が、売人を装ったDEAの覆面捜査官に大量のヘロインと覚せい剤を販売するように手配。UWSA、ミャンマーの他2つの反政府武装組織「カレン国民連合」と「シャン州軍」のために、自動小銃とロケット弾、機関銃、地対空ミサイルを覆面捜査官から購入する予定だった。
エビサワ被告は、タミル・タイガーとして知られるスリランカの「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」のためにも、武器を購入しようとしていた。昨年2月3日、デンマークのコペンハーゲンに行き、DEAの覆面捜査官と同国警察の覆面捜査官2人から、機関銃や対戦車ロケットなど、米軍用武器の数々を見せられていた。エビサワ被告は、麻薬と武器の密売やマネーロンダリングなどの疑いで起訴された。有罪の場合、最高で終身刑となる可能性がある。
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