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ニューヨーク市最後の公衆電話
撤去されて博物館入り


マンハッタン区ミッドタウンのタイムズスクエアで23日、最後まで残っていた公衆電話がついに撤去された。同日、ゴッサミストが報じた。
「長年、市の景観の一部となってきた公衆電話に別れを告げるのは、生まれついてのニューヨーカーとして複雑な思い」と語るのは市テクノロジー・イノベーション局のフレイザー局長。「馬車から車に進化したように、公衆電話は高速Wi-Fiのキオスクに。これも急速に変化するコミュニケーション需要に対応したもの」と説明した。撤去された公衆電話はニューヨーク市博物館(MCNY)に移される。同博物館ではデジタル時代前の生活についての特別展示が27日から始まるところ。「またとないチャンス」と先週博物館入りが決まった。
「古くなった技術にノスタルジーを感じる人は多い。この公衆電話にも注目が集まっている」と学芸員のリリー・タトルさんは指摘する。
公衆電話撤去は10年ほど前からブルームバーグ元市長が開始。デブラシオ前市長は2014年、LinkNYCを導入して、撤去作業は加速した。今回7番街725番地から撤去された公衆電話は市が所有する最後のもの。ウエスト・エンド街と66丁目、90丁目、100丁目、101丁目の角には民間所有の公衆電話がある。いずれもスーパーマンが着替えに使ったようなボックスに設置されている。
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