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モモフク・コー、来月からチップ復活
スタッフの店離れ、収入差埋まらず

セレブシェフ、デイビッド・チャン氏が経営するイーストビレッジの人気高級レストラン「モモフク・コー」は7月1日から、サービス料込の価格設定を終了し、チップ制に戻す。イーターが13日、伝えた。
2018年にチップ制を廃止した際、ウエイトスタッフが店を離れた。さらに、サービス料込みの価格設定は、低賃金の料理人と高賃金のウエイトスタッフとの収入差を埋めるのに、あまり寄与しなかったという。顧客に対し、チップ制の復活を予約サイトで報告。ディナー時の全額前払い制も終える。新たな方針の導入で、食費が高騰する中でも価格を据え置きできる上、スタッフの報酬を増やすだけでなく、福利厚生を維持することが可能になるという。
コースの価格は280ドルのまま。ただ、チップ込み価格ではないため、税金とチップを加え計361ドルに上る。オプションで、ワインペアリング(195ドル)を追加すると、2人分のディナーは合わせて1224ドルとなり、客の負担が200ドル弱増える計算になる。単品で注文できるバーエリアでも、チップ制を復活させる。
10年代にチップ制を廃止したほとんどの飲食店は、売り上げの低下やスタッフ離れに直面。フェドラやモモフク・ニシ(閉店)などは数ヶ月で、ダニー・マイヤー氏は、5年間の試験的導入の末、チップ制を復活させた。
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