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NYCフェリー、45%値上げ
2.75ドルが4ドル、運航開始以来初めて

ニューヨーク市(NYC)フェリーの運賃が12日、2.75ドルから4ドルへと、45%引き上げられた。運賃の値上げは、2017年の運航開始以来初めてとなる。amニューヨークが11日、報じた。
値上げと同時に、一連の割引も展開される。新たな10回券は27.50ドルで、1回分が旧運賃と同額になる。高齢者や障害者、連邦貧困基準以下のニューヨーク市民を対象としたメトロカードの半額プログラム「フェア・ファーレ」利用者には、新たに片道1.35ドルの割引運賃が設定される。これまで1ドルだった自転車の持ち込み料や、121ドル(自転車を含めると141ドル)の月極めパスは廃止となる。
割引を受けるには、NYCフェリーのウェブサイト(ferry.nyc)からオンラインで申請するか、申請書を郵送する必要がある。割引を受ける資格が認められると、NYCフェリーのアプリ経由か、ピア11/ウォール街のターミナルで割引チケットを購入することが可能。既に旧割引プログラムに登録していれば、再度登録する必要はない。フェリー乗り場から1マイル以内にある市住宅局の公営住宅60カ所の住民は、モバイルアプリでNYCフェリーの新規アカウントに登録すると、無料で2回乗船できるバウチャーがもらえる。
アダムズ市長は7月、フェリーを維持するための膨大な費用を抑制するため、運賃の値上げを表明していた。
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