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精神科治療受ける子ども、コロナ後増加
ホームレスや麻薬中毒者目の当たりで

日常的に麻薬中毒者やホームレスに遭遇することがストレスとなり、精神科の治療(セラピー)を受ける子どもがニューヨーク市で増えている。ニューヨークポストが24日、報じた。
マンハッタン区のヘルズキッチン。パンデミック以降、ニューヨーク市が数千人のホームレスを同地区のホテルで保護した後、犯罪が急増した。ケイティ・ハミル(43)さんの7歳の娘は、ホームレスによる姦淫や自慰、排便、排尿などを日常的に目の当たりにしてきた影響で、不安障害の治療を受けているという。
セラピーを受けた高校生の娘を持つチェルシーのシンディ・サンダース(47)さんは「パンデミック後の犯罪やホームレスの増加など、すべての原因が重なり、子供たちに多くの不安を生み出している」と話す。サンダースさんは、攻撃的なホームレスから守るために、子どもたちを学校まで車で送っている。
セラピストらは、パンデミックのストレスと日々接する有害な環境の組み合わせが、市に「不安世代」を生み出したと主張。精神科医のジュディス・フィオナ・ジョセフ医師は「子どもは本来、共感しやすい性格だ。特に敏感な子どもは、苦しんでいる人や治療を受けていない人を見ると、何かしたいと感じ、それがストレスになっている」と説明している。
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