2022年度アメリカンプライズ
室内楽部門・作曲賞を受賞
NYの日本人作曲家 合屋正虎氏

NYを拠点に室内学、映像音楽の分野で活躍する作曲家・合屋正虎氏の楽曲が、今年度のアメリカンプライズ・室内学部門作曲賞で見事一位に輝いた。アメリカンプライズは全米から集まる応募作品から部門別に受賞作が選ばれる。今回の受賞作「マナス」は尺八・チェロ・ピアノという一風変わった楽器の組み合わせから成る三重奏曲。日本語で「末那識(まなしき)」という仏教用語を意味する本作品の制作にあたって合屋氏は、尺八という楽器の歴史を汲み、能などの伝統芸能の要素を取り入れ、「どこか異次元の世界に旅立っていくような音楽を作れないかと考えた」という。「音楽は日常と違った空間を楽しめる小旅行のようなもの」と語る合屋氏。室内楽・芸術音楽という専門性の高い分野で活躍する日本人作曲家の今後の活躍に注目したい。
◆合屋氏インタビュー: 「マナス」創作の背景、作曲という仕事や今後の目標について https://www.dailysunny.com/2022/11/29/interview_masatora_goya/
◆合屋氏が出演する次回のイベント
Tokyo to New York(東京とNY)
トーマス・ピアシー氏が率いるNYの演奏家・作曲家集団Random Access Music (RAM)による、フルート・クラリネット・ハープ・パーカッション・ピアノの五重奏という珍しい組み合わせの曲を集めた演奏会。日本の誇る20世紀の前衛作曲家、八村義夫・武満徹・湯浅譲二による傑作を演奏するほか、合屋正虎氏による新作も初演される。
12/11(日)18:00
マーサ・グラハム・ダンススタジオ
55 Bethune St.(bet West & Washington Sts)
当日一般25ドル、学生及びシニア10ドル
予約はram.nyc.info@gmail.comまで。
詳細はhttps://www.ram-nyc.org/ram-concerts-december-2022。
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