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NY市内脱出の原因は、高額住宅費
NJ、CT両州引っ越し、節税は限定的

ニューヨーク市内やウェストチェスター郡を脱出して、ニュージャージー州とコネチカット州に転居する人が目立っている。調査によれば、その主たる理由は、高い税金ではなく、高額の住宅ローンや家賃によるものだという。ゴッサミストが1日、伝えた。
マンハッタン区の中流階級が、ハドソン川を渡ってニュージャージー州ハドソン郡に引っ越すだけで、住宅ローンの費用は年間数千ドル節約できる。ブルックリン区からニュージャージー州のニューアークに向かう人や、ウェストチェスター郡からコネチカット州のフェアフィールド郡に引っ越す人も同様だという。一方、節税効果はごく限定だとしている。
調査では、ニューヨーク市を離れる人は、ニューヨーク州内に加え、ニュージャージー、コネチカットのトライステートエリアの移動が最も多いことが判明した。平均住宅コストと推定節税額の差を試算。都市部から周辺の郊外に移動することによって、ある程度のコスト削減につながることが浮き彫りになった。
住宅ローンの節約額は年間平均で1万8300ドルに上り、家賃の節約額は年間約5600ドルと推定された。これに対し、年間税金の節約額は1200ドルにとどまっており、住宅購入費の15分の1だった。ニュージャージー、コネチカット両州も、決して税金が安い訳ではないことが浮かび上がった形だ。
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