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死に至る真菌感染症、NY州内で急拡大
CDC、注意を呼び掛け

ニューヨーク市で発見され、死に至る可能性がある真菌感染症がニューヨーク州内で急速に広がっている。米疾病対策センター(CDC)が20日発表した研究結果によれば、全米でこの3年間で3倍に増加しており、注意を呼び掛けている。
CDCによると、ニューヨーク州では過去1年間に326件の症例が確認された。2016年に米国で最初の症例が検出されて以来、これまでに1325件の症例を確認した。市保健局は、全米で確認された症例のうち、約半数がニューヨーク市エリアの住民であることを明らかにした。
感染が広がっている真菌は通常、体中や皮膚に存在。健康な人には脅威ではないものの、入院を要する深刻な病状を持つ人が感染すると、命に関わることもあるといい、感染した人の約3分の1は死亡するとされる
感染が拡大した背景として、CDCは医療施設での感染症対策が不十分だったと考えられると指摘。検査が増えていることも、感染数の確認増につながっているとの見解を示している。これに関連し、ホークル知事は22日の声明で、ニューヨーク州内で真菌を巡る追跡力は「全米トップクラスだ」と強調。同時に「新たな公衆衛生の脅威に対処するための最善の手段は、急速に感染が拡大する前に、特定することだ」としている。(22日、パッチ)
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